家仕舞い
生まれた時から、夏休みやお正月には必ず行っていたばぁちゃんの家。
思えば、私の初ソロダンス公演は、ココの応接間で、お客さんはじいちゃん、ばぁちゃん、曾ばあちゃんと両親でした。音楽好きのじいちゃんにレコードをかけてもらい、一晩中踊ってたなぁ‥。
最後は、必ず曾ばあちゃんの歌う「月の砂漠」でした。
この家が無くなったら、富山にも足を運ばなくなるだろうから、まだ乗ったことが無かったトロッコ列車にでも乗ろうかなぁ・・と、思っていたのですが、実際に行ってみると、出かける気にはなれず・・・
毎日、じいちゃんのコレクションしたレコードをかけながら過ごしちゃいました。
こだわりのオーディオセットもアンプはもう大分ダメになってきてしまっていたのですが、このスピーカーから流れる音は、ちょっと懐かしいレトロな感じで、じいちゃんの好きだったクラシックやシャンソンがとても良い感じに部屋に響く。
ちゃぶ台ダンスで使っているちゃぶ台も、この家から持ってきたものだ。柱には、毎年行くと、じいちゃんが計ってくれた私達姉妹、従妹達の身長が刻まれている。大体は薄くなってしまっているのだけど、ちゃっかり、妹は数年前に訪れた時に自分の息子のを足していた。笑
時代の流れで、取り壊しになってしまうのは仕方がない。
でも、やっぱり、至る所に思い出があり、寂しくなる。
晩年の趣味だったじいちゃんの絵も大分色んな方々に譲ったりしたのだが、まだまだたくさんあって、納屋を取り壊すときに、一緒に処分されてしまう。最後に、背戸に出して、プチ展覧会をしました。

(2024年 5月 23日 (木))

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