稽古日誌
土曜日の稽古
ちょっとした体のあり方の違いで、随分違う意味合いを持ってしまう。注意深く、色々試す。大分固まってきました。。が、本番にそれらをすべて「無」にするための作業です。まだまだ・・・・。

国立稽古
この日は、行く直前までDM書きに追われていたので、かなり体にダメージが来ていたというか、「踊りたい」熱が上がっていたので、ウォーミングアップからかなり集中できました。
その後、一人ずつ踊る時は、まっさらな状態から入る事が出来て、久々に踊りが次々湧いてくる感じで、体が動くとそこに心がスッと入っていくというか、「ああ、こんな部分が自分にはあるんだな・・」という発見を踊りながらできるというか、こんな状態をドンドン続けていったら、何かつかめそうな手応えを感じました。とにかく続けていくしかないのです。そのための国立稽古。

そうそう、その昔、当時流行っていた「あったまばかりでも、かーらだばかりでも、だめよねっ」っていうCMのコピーを気に入ってニコニコしながら口ずさんでいた彫刻家のオヤジを思い出した。つまりそういうこと。
2009年 3月 29日 [日曜日]

稽古日誌
独りで稽古。
春になって、気分も体もぽわっとしてきています。関節と筋肉はよく動くのですが・・・気持ちは締めていかないと。
動きでごまかせるような踊りではないので、ちょっとした緩みで全然違ってくる。気が抜けた踊りになってしまう。
意識をググッと引き寄せて・・・。

衣装のイメージもソロソロ固めていかなくちゃな。
(2009年 3月 20日 [金曜日])

稽古日誌
土曜日の稽古。
最近見に行った公演から、「空間における踊りの存在」が大事な気がして、意識をそこに集中しながら踊る。
体の強度や微細な動きももちろん必要ではあるので、注意深く。ただ、まだ頑なに動かないモノがあるために、後半は色々ちゃんぽんして動いたりもした。なんちゃって踊りをして、悩んでしまったりの繰り返しだけど・・・。探りながら・・・。

国立稽古
先週の反省から、この日はワザとネジを一本はずした感覚から踊ってみた(やらないではなく何でも出すみたいな)。踊りながら、何度も「うわー。こんなちんけな動き・・」と、顔が赤くなるのが分かる。そうすると、納まり良いところに行ってしまう。行き場がなくなるようなところまでは中々動けない。これが私の問題点なのだ。どうしよう・・・「迷子になったのか、迷子になってしまったのか」どころではない。「迷子にすらなれない。」困った。 
ただ、こうやって、自分が持っている恥の(封印している)踊り(動き?)を隠さずに、出していく事によって、今抱えてる問題がはっきりと表面化してくる。稽古ではそれも必要。動き回ってみて良かった。まだまだだけど・・・。
この日は、他の人(マリさん、みちるちゃん、縫部さん、岡田さん)の踊り、とても良かったです。ピアソラで踊ったみちるちゃん、音を肉で掴んで踊る人なんだと発見。マリさんは踊った後の話(稽古の後の居酒屋談)だと、「稽古中に窓のカーテンの黒い部分を見たら、幼少の時体験した、目の前に急に黒い毛糸玉のようなモノが現われた事を思い出して、今日はコレを踊ろうと思ったけど、踊っているうちに夢中になったら、何処かに吹っ飛んで忘れちゃった。」らしい。マリさんの魅力の一つだなぁと思った。

写真:ななくもさん「冬至」
(2009年 3月 16日 [月曜日])

稽古日誌
土曜日の稽古。
2日前に見た解体社の身体(人体)をヒントに動いてみたり・・。でも、何だか体のあり方というか居方の強度はあるのだけど、それから踊りに転化していくときに、抜けてしまう。「違う」のだ。
結局、体の軸に戻っていった方が良いようだ。

「何か」の突破口として、昔よくやった「転んで、起きて」の動きをやったりもしてみた。うーーん。でもねぇ・・・。それやってもねぇ・・と・・・。結局動きでしかなく・・突破口にはなりそうに無いけど、引き出しは多くしておく。

日曜日の国立稽古。
本当は、なんちゃってになっても、動き回ろうかと企んでいたのだけど・・・。前日の小野さんを見て、ちょっと気分がクリアになったので、意識だけ変えて踊るところに留まった。この日はソロだったのと、掛かった曲がサティだったので、またまたじっくりと・・・。途中、もう時間が経ったかなと思ったら、まだだったみたいで(笑)そこからはちょっとだけ切り替えて踊った。みちるちゃんは私の抱えている問題を理解しているだけに、切り替わった後のほうが「良かった」と言っていた。頑なにやらないっていうよりは、一度失敗覚悟でやらないとダメだなと再び反省。今度の稽古では、思い切って動き回ってみようと思う。

写真:ななくもさん「冬至」
(2009年 3月 9日 [月曜日])

小野さん@大倉山
切り株の上で30分以上踊ってました。
いやー。これは凄かった!今までの小野さんの踊りとは全く違う境地です。見ているほうも吸い込まれてしまいました。
2009年 3月 7日 [土曜日]

稽古日誌
本当は3月は「タタラ」の自分の作品に専念しようと思って、国立稽古は行かないでおこうと思っていたのだけど・・・。
前日の二日酔い稽古があんまりだったのと、今、自分の踊りに細胞が一つ足りないような感じが常にまとわり着いていて、足が国立稽古に向かわせている。
この、足りない細胞っていうのが中々頑固で(苦笑)足りないって言うか、動かない細胞って言う方が正しいかな?
とにかく、ウズウズしたままなのだ。
ひょいっと自分が反転してしまうようなきっかけが掴めないまま。

この日は、再びマリさんとデュオ(じゃんけんで決まります)。
マリさんはひょいっと飛び石を渡るように、踊っていきます。私はジトッと・・・。ついに明子さんに見破られてしまいました。「今のままじゃダメよ!」

そのとおりです。


写真:ななくもさん「冬至」
(2009年 3月 5日 [木曜日])

稽古日誌
土曜日の稽古。
やってしまった・・・。前日呑み過ぎて・・ひどい二日酔いのまま稽古に行った。
酔っ払いながらちゃぶ台に乗ると・・気持ち悪くなる。あの「○(まる)」がダメなのだ。吐きそうになる。
それでも、やっぱり踊りはしたい。しょうがないから、ちゃぶ台から離れての稽古。今更というか、再び、アジア的足の運びと西洋的足の運びを色々考えて動いたりもしてみた。前日の玉井さんの足の動きを見て、刺激を受けたのかも。
稽古場から桜の木が見えるのだけど、春が近くなってくると、木が膨らんできているのが分かる。「あ、今年もソロソロ春の気配だな」と思ったら、桜の木の踊りもしてみた。木で踊るのも久しぶりだった。

それにしても・・・飲み過ぎ注意である。「二日酔いにちゃぶ台は益々気持ち悪くなる」の発見。

写真:ななくもさん「冬至」
(2009年 3月 3日 [火曜日])

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