踊ります
年初めは、ギタリストの吉本裕美子さんとのセッションです。「喫茶茶会記」はこじんまりとした文化サロンという趣で、ちょっとステキな場所です。



――以下、チラシより

木村由さんは機転を利かしたその瞬間の動きができる知的なダンサー。「ちゃぶ台ダンス」の印象はとても強力だが、ただそれに寄りかかっていることを良しとしない。自分の考えをしっかり持っていて、容赦のない鋭い意見を人に浴びせるけれど、自分自身に対しても厳しく、不本意なことに対してははっきりとそのように言う。決して対立を恐れない、そんな木村さんの負けん気の強さは他人事とは思えないものがある。
ダンサー或いは舞踏家と一公演まるごとデュオで対峙するのは、実はわたしにとって初めての経験であり、共演とかセッションとかいうよりも、何やら一勝負交えるような気分にもなっている。今回は使い慣れたエレクトリック・ギターだけではなくアコースティック楽器も持ち込む予定。現在の私に出せるもの全てを出しきるつもりで臨む次第である。
吉本裕美子 http://www.myspace.com/yoshimotoyumiko/

吉本裕美子さんほど自身の食指の動くままに足と時間をフルに使って、様々なセッションライブに立ち会っている人は居ないだろう。それは音楽に限らず、踊り、パフォーマンス、アートと、多種多様で、頭が下がるばかりだ。もちろん、様々な音楽シーンに自らも多数取り組んでいる。私は彼女に不思議な芯の強さと清さを感じるのだが、大学時代は文芸批評とロシア語をやっていた事を最近知り、何となく、彼女の魅力のルーツを垣間見たようで嬉しくなったりもした。
私はというと、相変わらず踊りばかりをしつこく試行錯誤の日々である。この頃、音とのセッションで、予測不能な思考と行動の面白さを知ってしまったのだから、コレはもうやるしかない。さて、混沌とした時間の中で、真砂の触角を張り巡らして、互いに身を投じてみようではないか。この小さな空間で・・・
木村由 http://mushi.info/

(2011年 12月 28日 [水曜日])

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