小さな訪問者

稽古。

二階の部屋では何やらチビッコ達がゲームとかしているようで、「〇〇ちゃん、がんばれー!!」とか言いながら大騒ぎしていました。

ソコから抜け出してきた男の子がひょっこり顔を出したので、
踊りながら

「こんにちわー。」

「・・・。」


この子、しばらく固まっていました(笑)
(2012年 10月 30日 [火曜日])

バール・フィリップス×堀川久子@キッドアイラックアートホール
昨日、 バール・フィリップス×堀川久子@キッドアイラックアートホール。バールさん、楽器と身体とが一体となって空間に存在していて、すばらしいパフォーマンス。堀川さんの引き出しの多さには脱帽。どちらも、こうやって確実に歳を重ねるって凄くいい!と思ってしまうのでした。あの域に行くまでに、まだまだ私はやる事いっぱいあるじゃん。と、何だか、ヤル気満々な朝(笑)好い舞台を見ると、次の日は晴れやかになるんだなぁ。。
(2012年 10月 26日 [金曜日])

「お砂場の会」
20日の「お砂場の会」は広い部屋でした。

この日は、オオナカ君がチンイチロウ君(笑)を連れてきました。
広い稽古場、秋晴れ。西日をカーテンで遮っての稽古。シルエットがよい感じ。

其々に、その場の空気感を味わいながら、集中して踊ることが出来たように思います。終始、和やかな空気はチンイチロウ君が運んできたのかな?

写真は、お父さんと息子・・笑。
(2012年 10月 23日 [火曜日])

「浮きたい・・?」
昨日、長沢さんのライブの時に、北里さんから
「木村さんは、浮きたい?!??」
と質問された。(最近、北里さんは私の踊りをかなり見に来て、分析してます。こんなに分析された事は無いので、びっくりするぐらいです。本業は音楽評論家なのですが。。)

で、高所恐怖症の私は「全然、浮遊なんかしたいと思いませんって!」と、応えたのだが・・・

再考。
私の踊りは「サダコ的」(←幽霊??っていうか、怨念じゃん・・汗)とか、「お能やってたんですか?」とかよく言われるのだが。
半分、当たっているような・・うーーむ。

丁度、昨日のライブで、賃貸人格さんというテルミン&ボイスの人が「くらげ〜」と歌っているフレーズがあって、思わず、大野一雄さんのクラゲのダンスなんかを思い出したりしている自分が居て、(「クラゲのダンス」は大野さんが戦地から引き揚げてくる時の舟から見た「無数のクラゲと無数の死者が居て・・」と言いながら、大野さんはパンツ一丁で、踊れない踊りをパンツの裾をいじりながら喋っただけだったのだが・・。)

私の踊りの分岐点は幾つかあるのだけれど、それをちょっと振り返ってみたり・・・。
アスファルトの上で死んでいる鈴虫から「あ、私だ。」と思ったところから、「滴聲の断片」創作。その後のダンスパフォーマンス蟲はココからきている。
ちゃぶ台ダンス模索中の時に最愛(!)のじぃちゃん死去。死んだ知らせを聞いた直後に大倉山で、小野さん(現横滑りナナ)のパフォーマンスの前にちゃぶ台を竹薮から引きずりながら踊るパフォーマンスをする。この時の踊りは自然の空間が出来上がりすぎて、自分の持っている以上の何かが立ち現れていた。
そして、3・11の後の「風の断片」。
細かい事は他にも色々あるけど、基本的な私のテーマはここにあるように思う。
コンテンポラリーダンスというジャンルもあるのだけど、私のやっている踊りは??と言う時に、(コレは私の勝手な解釈だが)コンテンポラリーは(軽かったり、気分だったり、時にちょっと考えてみたりと、)自分が「今」体現している踊りだろう。暗黒舞踏は土方巽が自分の暗闇の体験を言語化しながら、構築して行ったのではないか?今までに表出されなかった其々の闇の部分を共有することが出来たのだと思う(でも、それに至るまでの土方巽の身体の執拗な探求があったからだと思うが。)「キリスト」になりたかったのだ。

ちょっと、話はそれたけど、もし、「浮きたい」と見える私の踊りのあり方は「死」と「今」の間を浮遊している身体をフラフラしているのだと思う。コレは、子供が「なぜココに居るのだろう」と直感的に思うのと同じ。知恵の無い子供は分からない。「生きたい」と思う子供は母にすがり、母にすがれない子供は空間と対話する。
空間の闇は子供にとっては、教えられた「怖さ」もあるけれど、知っている(知覚している)領域だから、いくらでも遊んでいられる。
じぃちゃんが死ぬ前に何度かばぁちゃんの手伝いをしに富山の田舎に行ったのだけど、じぃちゃんはばぁちゃんが忙しそうにしている時に、静かな部屋で時たま闇と遊んでいる仕草をしていた。その時に私は幼少の頃の闇遊びを見た。きっと、「浮きたい」とは、闇遊びを未だに追いかけている自分なのかもしれない。。。とかとか・・
(2012年 10月 22日 [月曜日])

突然!グッドマンデビュー@高原さんソロ
高原さんのソロ演奏を聞きにグッドマンへ。
多分、今日も最後にあゆみさんとのデュオが見られるだろうな〜と、楽しみに♪

がっ!ここで、びっくり。
高原さんから、「木村さんも加わりませんか?」

一瞬、「がーーん。こんなことなら、もうちょっとマシな服着てこればよかったー(涙)」(GパンにボロTシャツにジャケット・・汗)と、躊躇したのですが(笑)、こんなチャンスは滅多に無いので。。。
突然の出演が決まり。ギターとダンス2人の15分間のトリオをすることに!

あゆみさんと私は質感が違うので、お互いにソコに立つだけでも自然に緊張感が生まれて、踊っていて面白かったです。踊りながら、グッドマンのビロードの椅子やカーテンの質感、凝縮された空間を味わってしまいました。この日は窓がちょっとだけ開いていて、外の景色や入ってくる空気なんかも楽しんじゃいました。
ギターの音が良い感じにクロスして入ってくるので、焦らず、じっくり踊ることが出来たように思います。

見ていた太田いわく「踊りの空間になっていた。」とのこと。写真が無いのが残念ですが、また、機会を作って、今度は「高原さんの音に、これ以上何をしたらいいか迷いそう。だけど、やってみたら面白いかもしれない。」という、太田さんの音響も交えて、4人でセッションやってみたいです。

高原さん、あゆみさん、ありがとうございました☆
(2012年 10月 16日 [火曜日])

「ひっそりかん」ご来場ありがとうございました。

以前、無音で踊った時は、若さゆえ(?!)の根拠の無い自信に支えられていた。今回は、なんせ、怖かった。。。

それでも、そこから一歩踏み出すきっかけを創りたかった。
「やらないで後悔するよりも、やって反省した方がいい。」と自分に言い聞かせ・・・。

案の定、反省ばかり・・・。

「知ってしまう」ということは、こんなにも不自由になってしまうのか・・・。

予想以上にたくさんの方が立ち会ってくださって、それに応える事が出来ない自分。
足りない所ばかりが浮き彫りにされてしまったのです。
それでも、こうやって、色んな人に支えられている。しっかり立たなくちゃ。

ここから、また・・・。

ご来場してくださった皆様、陰ながら支えてくれた方、本当に、ありがとうございます。
まだまだ・・・ですが、これからも身を引き締めて一歩一歩進んでいこうと思っています。よろしくお願い致します。

(写真は北里義之さん提供。ご自身のブログに評も書いていただきました↓ありがとうございます。)
http://news-ombaroque.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html
(2012年 10月 15日 [月曜日])

田辺知美×川口隆夫@横浜BankART
「病める舞姫」をテキストに2つのソロダンス。
この二人の組み合わせは見ごたえ充分。
久しぶりに舞踏の凄くいい瞬間に立ち会えました。
(写真は終演後。田辺さんと合田さんと・・)

2012年 10月 6日 [土曜日]

「ダンス2本」ご来場ありがとうございました。
昨日の「ダンス2本」。お客さんがたくさん来てくれました(ありがとうございます!)。楽屋が無いので、出演者が待機する場所が無くて困ってしまい。出だしが、お客さんをかき分けて・・的になってしまって、申し訳ない。
私の踊りはそつない感じになってしまったかな?という感もありますが、それはそれで、狙いどころでもあったので、ひとまず。ただ、予定調和になっるように見えていたなら、ちょっと拙かったかもなぁと・・。客入れ前に、出演者同士でチベットとかネパールとかの話で盛り上がり、何だか、公演自体もそんな空気感になってしまったような気もする。どこかで、ガラリと空気の入れ替えも必要だったかもしれない。

北里義之さんがレポートしてくれました↓(写真提供も。ありがとうございます)
http://news-ombaroque.blogspot.jp/2012/10/with-shadow.html
(2012年 10月 3日 [水曜日])

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